西小岩歯科クリニック　口腔理学療法

理学療法士とは理学療法を用いて身体に障害のある方の基本的動作能力を回復させる為に、治療体操やその他の運動を取り入れたり、電気刺激、マッサージ、温熱などの物理的手段を加え、基本的動作能力を回復させる療法です。

嚥下障害とは発達期における発達障害や疾病・老化・脳血管障害の後遺症などの原因により、飲食物を噛み飲み込むのが困難になる障害をいいます。
通常、食物が口腔内に入ると顎を動かし歯を使って噛み・砕き・磨り潰してから食物を飲み込みます。食物を飲み込む際、舌の筋肉を使い食物を飲み込みます。口腔内から胃に食物が送り込まれる際に食物や水分が逆流しないように軟口蓋が口腔と鼻腔を遮断し、舌骨が引き上げられ食道入口部が開き食物が胃に送られます。
単純に食べるという動作一つでも、さまざまな筋肉が動きます。嚥下障害はこれらの筋肉のいずれかが正常に機能せず、飲食物を飲み込めない状態になります。

顎関節症はあごが鳴る・口が大きく開かない・あごが痛むなど女性に多く現れるの症状です。
原因として異常な開閉口運動や、顎に外的な力が加わる場合。それ以外に、あくび・笑うといった日常生活の何気ない動作や、歌唱、寝返り、頬杖など生活習慣や、肉体的又は精神的ストレスによって、症状が出る場合もあります。

西小岩歯科クリニックでは、摂食・嚥下障害、顎関節症のリハビリテーションを行っております。
顎関節症などの症状は患者さまから申告がない限り見た目には分からない症状です。私共医師は顎関節症のレントゲン撮影をしないと正確な判断ができないのです。診療の際に開口がうまく出来ない、痛みを感じるなど違和感がある場合はすぐにおっしゃってください。
顎関節症のリハビリテーションにはマウスピースの装着と運動療法で体のバランスを整えます。
姿勢は日常生活や生活習慣で左右どちらかに偏ってしまうものです。顎関節症以外でも、体のバランスが崩れることによってホルモンのバランスが崩れたり、血行の流れに障害をきたし体調不良になるなど、日常生活に支障をきたしてしまいます。
これからの歯科治療は単に削って詰めたり、歯を作るだけの構造的な治療だけではなく、全身のバランス機能を考慮した歯科治療が必要と考えておりますので、摂食・嚥下障害、顎関節症に関してお気軽にご相談ください。

顎関節症の痛みについて～後戻りできる治療～

江戸川区の歯科医院、西小岩歯科クリニックの遠藤院長に額関節症についてお話をうかがいました。

上下の顎が当たる時間は1日20分以下が望ましいとのこと。（23時間40分は歯が当たらない力を抜いた状態）

仕事や勉強などで机に向かっているときの前かがみになった姿勢や、ストレスで知らないうちに歯が当たっている状態が多い。（力を入れていなくても上下の歯が当たっている状態）

そうなると顎関節が常に押されている状態になり、なおかつ顎の筋肉がこっている状態となります。

そのため顎の休まる時間がないため、顎関節が前に前にずれてしまい顎に痛みがでる結果になります。

顎関節症の治療には歯を削って噛み合わせの高さを揃えて治療を行う方法をとる歯科医院もありますが、歯は削ってしまうと元に戻りません。

そのため当院では運動療法などの様々な治療法を取り入れ、後戻りのできる治療を行っています。